化学物質過敏症を発症していない皆様に、お願いがあります。
■ 予防してください
化学物質過敏症を発症しないために、化学物質にできるだけ曝露されないよう、より安全な生活習慣を心がけてください。化学物質過敏症は多くの場合、特別なものによって発症するのではありません。「危険」だとして禁止される化学物質は、禁止される直前まで普通に使用されているのです(使用されていなければ、禁止する必要がありません)。あまり神経質になる必要はありませんが、化学物質の安全性・危険性については完全には解明されていないこと、また、単一の化学物質は安全でも、身の回りには数百種類かそれ以上の化学物質が常に存在し、その複合影響があり得ることにご留意ください。
【具体的な予防策】
・室内空気を汚さない(換気の励行。噴霧式・スプレー式殺虫剤、芳香剤、消臭剤は使用しない。蚊取り線香は使用しないか短時間に限って使用。衣類防虫剤は使用しないか密閉容器中で使用。あらゆるスプレー類は使用しないか戸外で使用)
・食品は安さだけでなく安全性にも注意を
・合成洗剤はやめて石けんに
・住宅の新築・改修・改装は特に注意
・「あれば便利」程度で、なくても良いものは使わない
・家庭だけでなく、職場、学校・幼稚園などでも同様に
・適度な運動で汗をかいてください
■ 発症者を助けてください
あなたの近くに化学物質過敏症の発症者がいたら、ぜひ手をさしのべてください。
地域や職場、学校内の化学物質をできるだけ減らすよう、協力してください。
■ 当センターをご支援ください
国は化学物質過敏症の発症者への支援策をほとんど講じていません。
化学物質過敏症支援センターは、発症者を支援するための活動や、これ以上発症者を増やさない社会の形成のための活動に、微力ながら取り組んでいます。
当センターへのご入会、ご寄付、ボランティアスタッフとしてのご参加を通して、発症者支援にお力をお貸し下さい。
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