CS支援センターの活動から
出 版 物
2005年11月新刊 脱化学物質ブックレット5「歯科治療と化学物質」
  〜過敏症発症者のために・過敏症を発症しないために
   化学物質過敏症(CS)の発症者は、歯科治療に苦労している方も少なくありません。歯科治療を受ける必要があるCS発症者や、CS発症者の歯科治療を行う必要がある歯科医師のために、本冊子をまとめました。また、歯科治療で使用される薬剤や材料による、患者および自分・スタッフへの健康影響について関心がある歯科医療従事者の方々も、ぜひお読みください。

もくじ

[化学物質過敏症(CS)と歯科治療]
1.CS発症者の歯科治療の一般的な注意点=坂部貢・北里研究所病院臨床環境医学センター長に聞く

[歯科医師によるCS等発症者の歯科治療例など]
2.歯科治療におけるCS患者への取り組み=鬼頭康之さん(歯科医師・札幌市)
3.CS患者の歯科診療(歯科医師・東京都)
4.CS発症者の歯科治療=青木真一さん(歯科医師・秋田県)
5.シンポジウム・CSになった歯科医たち(歯科医師・神奈川県、歯科医師・大阪府、歯科医師(休職中)・神奈川県)=ブックレット3の内容を一部修正して再録
6.電磁波過敏症の方の歯科治療(歯科医師・神奈川県)

[CS発症者の体験]
7.歯科治療の苦労(発症者・北海道)
8.“アマルガム”を除去してみて(歯科医師(休職中)・神奈川県)

価格・その他
  A5判 61頁(うちカラー11頁) ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部800円(送料別) CS支援センター会員の方で10冊以上ご購入の場合は600円にいたします
「シックスクール−子どもの健康と学習権が危ない!」
   化学物質などによる学校環境汚染により、子どもや教職員に新たな健康影響が出たり、または既往症(化学物質過敏症やアレルギー疾患など)が悪化する「シックスクール問題」のほか、「問題」に気付いていない「普通 」の子どもも、身の回りの化学物質の影響を受ける恐れがあるという現状について調査検討し、それらへの対策、提案などをまとめた。

もくじ

シックスクールとは(CS支援センター事務局長)
化学物質過敏症の経緯と現状(宮田幹夫先生)
化学物質過敏症の治療と予防(宮田幹夫先生)
シックスクールの現場から(フリーライター)
予防対策の取り組み(元横浜市立小学校事務主幹)
発症した子どもの調査から(CS支援センター理事、鎌倉市議)
行政による取り組み(CS支援センター事務局長、フリーライター)
学校教材などに含まれる化学物質(「科学症」著者)
シックスクール対策の課題(市民がつくる政策調査会事務局長)
シックスクール対策の具体的提案 (市民がつくる政策調査会事務局長)

価格・その他
  化学物質過敏症支援センターシックスクールプロジェクト編
現代人文社、2004年11月発行
A5判 167頁 1,600円(税別)
お求めは書店で、または出版社へ
 ※化学物質過敏症支援センターでもご注文を承ります(送料別 )
「化学物質過敏症 食品・生活用品リスト 2004年版」
   化学物質過敏症の方は、身の回りのごく微量の化学物質に反応してさまざまな症状が出ます。そのため、日常的に食べるものや使うものについて非常に不自由しています。これまで相談窓口に寄せられた相談内容の中で、食品や生活用品などに関する相談が多かったことから、それらの情報を共有できる情報として発信することが重要であると考えました。
 どのような種類の化学物質に、どの程度反応するのかは、発症者によって異なります。ですから、ご自身に合うものはご自身で見つけるしかありません。とは言え、数多くある食品、生活用品の中からやみくもに探し出すのでは、とても大変です。これまで、他の発症者の方々が食べられたり使えたものであれば、大丈夫である可能性がより大きいと考えます。また、今後、科学的な検証などが必要だと思いますが、「多くの発症者が利用できるもの = 一般的に“安全な”もの」と言えるのではないかと考えています。
 以上のような考え方から、化学物質過敏症の方々が食べられたり使えるものを探す手がかりにしていただくために、また、化学物質過敏症でなくても安全な食品や生活用品を探している方々へ情報提供するために、2002年7月、「化学物質過敏症 商品等リスト」を発行しました。
 この「商品等リスト」の内容をさらに充実すべく、発症者の方々へアンケートをお願いしました。このアンケートの結果を参考に、新たに「食品・生活用品リスト」として発行しました。発症者77名から、792の商品等について評価が寄せられ、このうち503の商品等を掲載しました。
 なお、商品等を買わずに済ます方法や、発症者ならではのちょっと変わった商品等の利用法などを、発症者などからお寄せいただいた「わたしの工夫」も収録しました。

利用上の注意(必ずお読み下さい)

すべての発症者に合うものはありません
 本リストに掲載されている商品等は、すべての発症者に合うとは限りません。
業者の立場はさまざまです
 このリストは、各業者にお願いして商品等を掲載させていただいたものです。CSへの理解や対応の程度は、各業者によって異なります。
なるべく買わないでください
 私たちは、本リストに掲載されている商品等の購入を“奨励”しているわけでは、決してありません。CSを発症すると、生活改善などに多額のお金を費やさざるを得ない場合が、とても多いです。毎日食べる物などは買わざるを得ませんが、熟慮のうえ、必要と判断したもののみをご購入ください。
アンケート結果に基づく限界があります
 本リストは、原則として、アンケートで回答があったものを掲載しています。回答がないため掲載されなかった同種類の商品等で、掲載されたもの以上に安全・安価なものがあるかもしれません。
掲載の内容は変更される場合があります
 本リストに掲載している情報は、業者の都合により、変更される場合があります。

 2004年9月発行。アンケートにご協力いただいた方は割引いたしますので、その旨書き添えてお申し込みください。
価格
  A4判136頁 ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部1,500円 CS支援センター個人・団体・賛助会員、会報購読者は1,000円(ともに送料別)
ご購入方法

脱化学物質ブックレット4 「化学物質過敏症症例集2004」
   化学物質過敏症を発症した方(または家族)24名による手記。発症の経緯、症状、対処法、社会への訴えなど。化学物質過敏症を知るため、また、発症者が、他の発症者の状況を知って、ご参考にするために。2004年2月発行。

もくじ

ベランダの防水工事による発症
昔にかえり自然に生きよう
サッカーの観戦を再び
人生で「普通の人」の時がなかった
研究者から過敏症患者に
胎児期のシックハウスで寝たきりに
新店舗での3日間の営業で発症
息子2人のシックスクール
アクリル画の制作中に重症化
私の化学物質過敏症
診断後1年4ヶ月で完全社会復帰
シックハウスに、そしてシックスクールも…
シャワーのように浴びて
私を苦しませた「心の問題」
CSになって
CS・ES回復へのとりくみ
噴霧式殺虫剤を毎年焚いて
労災認定を勝ち取るまで
発症したからできること
新築に3回入居
原因不明の発病から化学物質過敏症という病名を知るまで
シックハウスと農薬に苦しむ
自力で日常生活営めず
難しい職場の理解

価格
  A5判125頁 ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部700円(送料別) CS支援センター会員の方で10冊以上ご購入の場合は600円にいたします
ご購入方法
脱化学物質ブックレット3 「化学物質過敏症になった歯科医たち」
   〜化学物質過敏症患者が歯科治療を受けるために
   売り切れです。内容の一部を、ブックレット5に再録しました。
 CS支援センター)が実施したシンポジウムの記録をまとめ、編集したものです。
 化学物質過敏症の発症者の中には、医療機関で使用している薬剤、医療器具や、建物の建材、ワックスなどに反応するため、医療機関の建物の中に入り、診療を受けることが困難である方も珍しくありません。特に、口というデリケートな器官の中で直接、化学物質などを使う場合がある歯科治療については、多くの発症者の方々が困難を抱えております。
 シンポジウムでは、医師でもありCS患者でもあるという方々をパネリストとしてお招きし、CSを発症した方々が歯科治療を受けられるためにはどうしたら良いかなどを考えました。
 また、CS発症者の家族の立場から、家族として発症者と同居生活を送る困難さや課題について語っていただきました。2003年6月発行。

もくじ

  1. 発症の経緯
  2. 患者の家族から
  3. CS患者の歯科治療=ブックレット5に再録
  4. 質疑応答
  A5判34頁 ケナフ紙と大豆油インクを使用
脱化学物質ブックレット2「シックハウスとシックスクール」
 

 2001年に実施した連続セミナー「シックスクールを考える」の記録をもとに、化学物質による子供への健康影響問題と、それを考える前提となる化学物質過敏症、シックハウス、環境ホルモン問題などについてまとめました。

もくじ

  1. 化学物質過敏症(北里研究所病院臨床環境医学センター部長)  化学物質過敏症(CS)の基礎知識。子供の場合も踏まえて
  2. 環境ホルモンと学校の化学物質(科学ジャーナリスト)  校内で使われている化学物質、環境ホルモンの基礎知識
  3. 親からの訴え(患者・患者の親)  CSを発症した子供を持ち、自らも発症した母親が、学校における課題など
  4. 教師による取り組み(患者・高校養護教諭)  自らCSを発症したことにより、校内での予防策を研究・実践
  5. 子どもを蝕む農薬(青山美子さん=青山内科小児科医院医師)  農薬の空中散布による子供たちへの重大な健康影響
  6. 建築の現状と問題点(尾竹一男さん=尾竹一男建築研究所・CS支援センター理事)  建築の現状・問題点と、CS患者が住める家づくり
  7. 自治体による取り組み(横浜市生活衛生課居住衛生係長)  横浜市によるシックハウス対策
  8. 学校による取り組み(横浜市立小事務主幹)  学校事務職員として、校内の化学物質低減策を実践
  9. シックハウス予防への法規制(民主党政策調査会)  改正建築基準法(2003年7月施行)の対案として出されていた民主党シックハウス予防法案について
価格
  A5判194頁+カラー4頁 ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部1,000円(送料別) CS支援センター会員の方で10冊以上ご購入の場合は800円にいたします
ご購入方法
2001年化学物質過敏症相談窓口事業報告書
   (特非)化学物質過敏症支援センター(CS支援センター)は、化学物質過敏症患者の方などを対象とした相談窓口を開設しています。
 2001年2〜12月に受けたご相談(患者228人から計478件)を集計し、いまだ公認されていない疾患に苦しむ患者の実態や、それを踏まえた提言をまとめました。

主な内容

集計結果
相談人数・件数▽相談者の属性▽相談者の発症状況▽相談受付の状況等(表を多数掲載)
主な発症状況例
相談があった患者の発症状況を原因(自宅/近隣/職場/学校の新築・改装、農薬、ごみなどの焼却、医薬品・治療、家具、その他)別に具体的に例示*
主な相談内容と対応例
相談内容と対応例を、相談分野(治療、生活、転地、人間関係・対外関係、情報源、その他)別に具体的に例示*
患者をめぐる課題と提案
相談内容から浮かび上がった、患者をめぐる課題と、その解決のための国、自治体、医療関係者、企業、市民に対する提案を掲載
*氏名、住所等、個人情報は掲載いたしておりません。
価格
  A4判80頁、ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部1,500円 CS支援センター個人・団体・賛助会員は1,000円(ともに送料別)
ご購入方法
脱化学物質ブックレット1「化学物質フリー社会の構築に向けて/CSフォーラムin中伊豆」
   2001年5月開催のシンポジウム、6月開催のフォーラムの記録をまとめた、「化学物質フリー社会の構築に向けて/CSフォーラムin中伊豆」を発刊いたしました。

主な内容

化学物質過敏症の臨床・研究の第一人者による講演
北里研究所病院の石川哲先生、宮田幹夫先生が、化学物質過敏症の基礎知識から最新の知見までを解説(豊富な図表入り)
各党国会議員が参加してのパネルディスカッション
化学物質過敏症への取り組み
因果関係が証明されていない問題に政治は何を出来るか
石川先生、柳沢幸雄先生(東京大学大学院)ら専門家・自治体の方々も参加
患者、患者の家族からの報告
自分の身の置き所がなくなる苦しみ、転地療養施設(環境村)確保の必要性
価格
  A5判96頁、ケナフ紙と大豆油インクを使用
1部600円(送料別) CS支援センター会員の方で10冊以上ご購入の場合は500円にいたします
ご購入方法
  ご購入部数・お名前・ご住所・電話番号かファクス番号かメールアドレスをお書きのうえ、下記へお送りください。
化学物質過敏症支援センター
Faxの場合:045-222-0686 メールの場合:こちらからどうぞ
Faxやメールをご利用できない方は、お電話かお手紙でお申し込みください。
ブックレットと郵便振替用紙をお送りいたします。
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郵便局へお出かけが困難な方は代引きも可能です。
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